2009年10月17日
ARTA Project プレスリリース
SUPER GT シリーズ第8戦オートポリス
予選
ARTA NSX、6番グリッドを確保
ARTA Garaiyaはポールポジション獲得!
■GT500
残すところ2戦。2009年SUPER GTシリーズは、九州・大分のオートポリスで大詰めの第8戦を迎えた。このオートポリス戦、来季はSUPER GTのレースカレンダーから外れているため、今回のレースウイークが当面のサヨナラ開催となる。現在、ドライバーズポイントで首位と10点差、実質2位タイのポジションにつけているARTA NSX(ラルフ・ファーマン&伊沢拓也)は、53kgのハンディでこのレースに臨む。前戦優勝の勢いを持続し、チャンピオン争いを優位に進めたいところだ。
予選日の午前、フリー走行は曇り時々晴れという天候で、ホームストレートでの追い風が強いコンディション。ARTA NSXは1分43秒737のタイムで7番手。SC430勢が上位を占めるなか、NSX勢では2番目のタイムとなった。
午後の予選1回目は、両クラス混走の時間帯を終えて10位。しかし、GT500専有時間帯に入ってのアタックでファーマンが1分42秒965をマーク、一気に3位へと浮上する。その後、激しいアタックの応酬のなかでARTA NSXの順位は8位まで後退するが、なんとかそこで踏みとどまり、スーパーラップ進出を果たした。
GT500クラス最初の出走となったスーパーラップでは、ファーマンが1分41秒893を記録。結果的にスーパーラップで2つポジションを上げることに成功し、ARTA NSXは明日の決勝レースをNSX勢最上位となる6番グリッドからスタートすることとなった。タイトル争いのライバルである#1 GT-R、#36 SC430もそれぞれ3位、4位と、近い位置。王座を巡っての激しい戦いを予感させるグリッド模様となっている。
●鈴木亜久里監督のコメント
「なかなかアンダーステアが消えず、セットアップに苦しんでいた状況を考えれば、スーパーラップに進んで、最終的に6番グリッド獲得という今日の結果は上出来だと思う。正直、1分41秒台までいける感じではなかったのですが、ラルフの気迫と、最後に打った(セットアップの)一手が良かったことで、いいタイムが出たね。これでマシンのバランスが良くなったようなので、明日はいいレースができると思いますよ」
●佐藤真治エンジニアのコメント
「前戦のように、持ち込みのセットアップがドンピシャ、というわけにはいきませんでしたね。今回は、走行を重ねながらセットアップを大きく変えていっています。ただ、今日の最後には、ある程度のところまで(レベルを)引き上げることができたので、明日は、これを決勝用にうまくスライドさせることができれば大丈夫だと思います。こういうコースではSC430勢が速い面もありますが、最低限、#1と#36の前でレースを終えたいですね。頑張ります」
●ラルフ・ファーマン選手のコメント
「アンダーステア症状に悩まされて、ピットインするたびにセットアップをチェンジするような状況の一日だった。でも、スーパーラップの前に行った変更が良かったようで、アンダーステアもずいぶんと小さくなった。明日の決勝に前向きに臨むことができるマシン状態になったと言えるよ。タイトル争いのライバルである#1と#36の前で、特に10点リードされている#1の前でゴールすることが重要になるね。#36とは現在同点なので、彼らの存在はあまり大きな障壁にならない。#1に勝つことが最重要だ」
●伊沢拓也選手のコメント
「ギリギリでのスーパーラップ進出でしたけど、ラルフが『スーパーラップでマシンの状態はかなり良くなった』って言っていますし、実際、トップとのタイム差も少なくなっていたので、レースに向けては楽しみな状況になったと思います。明日は、やはり#1と#36の前でフィニッシュすることが最低限の目標ですね。あとは、自分たちの持っている力を全部出し切れるようにするだけです」
■GT300
ドライバーズポイント首位に3者が並ぶ大接戦のGT300クラス。その一角を占めるARTA Garaiya(新田守男&高木真一)は、上位入賞回数の比較でランキング1位の座を保っての九州上陸となった。今回のハンディは63kgもあるが、午前のフリー走行では1分53秒087のクラストップタイムを記録して、上々の滑り出しである。
午後の予選1回目、GT300専有時間帯に入って高木が本格的なアタックを敢行すると、ARTA Garaiyaはすぐに2位へと進出。そして、勢いそのままに1分52秒312をマークして、高木はトップに立つ。終了間際にコースアウトした車両があったため、そこで専有時間帯は終了となり、ARTA Garaiyaは1位でスーパーラップ進出を決めた。
8台で争うスーパーラップは、2番目に出走した#74 カローラアクシオ(1回目7位)のタイム、1分51秒204を他車が破れないまま、最終走者である高木のアタックの順番に。高木もセクター2終了時点まではわずかに0秒013の後れをとっていたのだが、セクター3だけで#74を0秒210も上まわる素晴らしい走りを見せ、結果的にトータル0秒197の差をつける1分51秒007で見事にポールポジションを獲得した。
●金曽裕人監督のコメント
「今日のコンディションにおいては、ミシュランのいいタイヤとチームの仕事とがうまくはまりこんで、ポールポジションを獲得することができました。完璧だったと思います。ただ決勝については、ロングランでの状況がまだ分かっていないことなども含め、楽観はしていません。この“読めない”ところが、SUPER GTの面白さでもありますよね。明日は我々も、変に力を入れ過ぎて自分たちにプレッシャーをかけるのではなく、『お客さんに喜んでもらって、それが自分たちにとっても大喜びの結果になればいい』というような気持ちで決勝レースに臨みたいと思います」
●新田守男選手のコメント
「アンダーステアに苦しむマシンが多い一日だったと思いますが、我々もそういう状態でした。ただ、スーパーラップに向けてオーバーステア方向にセットを振って、セクター3重視のクルマをつくったことがうまくいったようですね。だから、真一の走りは安心して見ていられましたが、(そこまでいくのは)簡単な話ではなかったんですよ。まわりの見方ほど、明日に関しても楽観はしていられません。ポイントを獲得できないような状況だけは絶対に避けて、タイトル争いのライバルたちの前でチェッカーを受けたいですね」
●高木真一選手のコメント
「うれしいですね。あまり緊張する方ではないつもりですが、タイトル争いの状況や、最終戦がGaraiya向きとはいえないコースであることなどを考えると、『ここは前の方で予選を終えたい』と思ったりして、今日の予選は緊張しました。これでいちばん前からスタートできることになったので、明日は作戦的にもいろいろなことができると思います。とにかくチーム一丸となって、絶対優勝とまでは言いませんが、確実に表彰台を獲って、タイトル争いのライバルたちの前で必ずゴールすることを目指します」
